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『一人ぼっちになるためのスタートライン』 〜自分で自分を救うための哲学〜

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書籍『一人ぼっちになるためのスタートライン』
〜自分で自分を救うための哲学〜

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数日、鬱で落ち込んでいたんだけど、なんと自分の本の原稿に励まされて、鬱が明けたのは初めてなのでビックリしてる。この本、まじで効くかもしれい。苦しい人に届くといいな。

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冷え込む季節になると、また、あいつがやってくる。
――あいつとは、鬱のことだ。

今年は頑張った。でも充実感が薄れたころ、あいつは

「もっと頑張れ」
「価値がないお前は死んだほうがいい」

と囁いてくる。布団から出られない。息もまともにできない。擦り切れて疲れているのに、あいつは「いまのままじゃダメだ。もっと頑張れ」とぼくを責める。仕事しなきゃ。仕方なく、iPhoneに入っていた

『一人ぼっちになるためのスタートライン』

を原稿チェックするため読んだ。

この本は、ぼくを責めなかった。
焦らせなかった。優しく、ダメな自分も肯定してくれた。ゆっくりと、ゆっくりと、言葉がカラダに染み込んで、鬱の霧が晴れていった。自分の書いた本に、初めて救われた。
だから、このサブタイトルを

〜自分で自分を救うための哲学〜

とつけた。

哲学者のミシェル・フーコーは「自己へ配慮(ケア)」とは、自分自身を気にかけて鍛錬することだと説いた。ソクラテスから受け継いだ哲学者たちが考えた「鍛錬」をぼくが独自に解釈をすると

自分を喜ばせること

だと感じている。

この本に書かれている救い(ケア)は、
自分のカラダさえあれば、どこでもできる。

場所も、お金も、人間関係も要らない。

たった一人でできる。

ぼくは一人の時間の、寂しさが薄れて、喜びの旋律を響きを感じるようになった。

あなたも本当の喜びを感じることで、きっと自分で自分を救うことができる。この本がその手助けになったらうれしい。

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『一人ぼっちになるためのスタートライン』
〜自分で自分を救うための哲学〜

村上大樹 著
発行 チイサイカイシャプレス
四六判 / 160ページ / 定価2,000円
※ページ数や表紙画像は変更する場合があります。

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